2023.09.06

地道な登山とロープウェー、どっちを選ぶ?房総半島を一望&日本一の大仏が見られる「鋸山」へ行ってみた

カーライフ

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メルセデス・ベンツで話題のスポットへお出かけする好評のドライブ企画。東京湾フェリーで行く千葉県・南房総の旅の続編です。今回は金谷港からクルマで5分ほどに位置する「鋸山(のこぎりやま)」へ! 山頂から望む東京湾の絶景や、思いもよらぬハプニング(?)の様子まであますことなくお届けします。また、旅のお供に使用した「GLB」の乗り心地についても少しご紹介したいと思います。

 

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最近、運動不足を実感している佐藤です。

 

メルセデス・ベンツで話題のスポットへお出かけする好評のドライブ企画。今回は、東京湾フェリーで行く千葉県・南房総エリアの旅の続編です。前回では金谷港でアジフライを堪能しましたが(まだご覧になっていない方はコチラhttps://www.miyazono-importedcars-sales.jp/blog/tokyowanferry/をチェック)、その後「せっかくなので、ちょっと寄り道しません?」と熊山からの提案で、クルマで5分ほどに位置する「鋸山(のこぎりやま)」へ向かいました。山頂から望む東京湾の絶景や、思いもよらぬハプニング(?)の様子をお届けします。また、旅のお供に使用した「GLB」の乗り心地についても少しご紹介したいと思います。

▲有料道路(通行料1000円)を利用して、いざ鋸山へ

鋸山は、山全体が境内である日本寺(にほんじ)と鋸山ロープウェー、そして江戸時代からの石切場跡で有名な標高329メートルの低山です。なので、てっきりロープウェーに乗るのかと思いきや、鋸山登山自動車道のルートを指示するガイド役の熊山。ああ、これで山頂まで行くのかとひと安心したのも束の間。

 

「なーに言っているんですか? 自動車道で行けるのは途中まで。後は自分たちの足で歩きますよ!」(熊山)。

 

というわけで駐車場から(熊山以外の)男性陣は革靴、私はヒールを履いて登山をするハメに…。後日、革靴とヒールで登山した話を弊社スタッフに話したところ、みな「あの山をヒールで登ったの!? ウソでしょ!?」と驚かれました(笑)。それほど険しい道のりの山だったのです。みなさん、鋸山をのぼる際は歩きやすいお足元でお越しください…。

 

【※熊山備考】
他にも、鋸山にアクセスするルートには麓から山頂へとアクセスする「ガチ登山ルート」(といっても短いもので1時間ていど)がいくつか整備されています。今回は、鋸山登山自動車道の駐車場からロープウェー山頂駅まで歩く「わずかな」距離を「登山」と称しております。ご了承くださいませ。

▲「登山するなんて聞いてないよ~…」とうなだれながら登る大森。登山が趣味の熊山と岩崎は、後ろを見向きもせずさっさと登っていきます

▲下からひょっこり見えるのは、私の足。本当にヒールで登ったという証拠写真です(笑)

駐車場から登ること約20分。ようやく頂上へ到着しました…。しかし、登った後に見た東京湾の景色は格別。登山の疲れを忘れるくらいテンションがあがりました! ちなみにロープウェーを使うと山頂まで約4分で到着するそうです。小さなお子さま連れのかたや、登山があまり得意ではない方は、ロープウェーの使用をオススメします。

▲や、やっとついた…! ゼェゼェ言っていた大森と私はひと安心

▲鋸山から見えたふもとの金谷港と、対岸の三浦半島の美しい景色。頑張って登山して良かったー!

▲「ヤッホー!!」のふきだしを見つけて叫ぶフリをする岩崎

運動した後はデザート、ということで売店を見つけたので上司の岩崎にお決まりのおねだりタイムでアイスクリームを買ってもらいました。たくさん種類があったのですが、私は季節限定の「桜アイス」。相変わらず“限定”という言葉に弱いのです。岩崎は竹炭で真っ黒な色を出している名物の「地獄アイス」をセレクト。岩崎の歯が真っ黒になってしまうのでは!?と心配しましたが、意外とそうでもなかったので安心しました。

▲黒いのにバニラの味がする「地獄アイス」と、季節限定の「桜アイス」で乾杯!

▲売店に併設していた石切り資料コーナー。建築用石材を切り出していた江戸時代当時の道具などが展示しておりました。ドアの窓から岩崎がチラリ

青空の下でアイスクリームを堪能した後は、観音様と大仏様を見に日本寺(にほんじ)へ。日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて、行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所だとか。鋸山南側斜面の10万坪余りを境内とし、大仏様、百尺観音像(ひゃくしゃくかんのんぞう)、千五百羅漢石像群(せんごひゃくらかん)などお参りできます。

▲日本寺入口。拝観料は大人700円、小人400円

舗装されているとはいえども、階段や険しい道が多い境内。熊山と岩崎は先程の登山と同じく、スタスタと先へ進みます。一方、大森と私は、お察しの通りゼェゼェ言いながらついて行きました(笑)。今回の取材で一番若手のはずの私。本当に運動不足なんだなと痛感…。

▲まるで一人で来たかのように黙々と進む岩崎。熊山に至っては歩くのが早すぎて途中姿すら見えなくなりました

▲岩崎と熊山に遅れること5分、やっと目的地に到着する大森と私

苦労して到着したのは「百尺観音」。世界戦争犠牲者と交通犠牲者供養のために発願され、6年の歳月をかけ昭和41年にかつての石切場跡に掘られた磨崖仏です。とても穏やかな表情で、陸上、航海、航空交通の安全を守る本尊として崇められているそう。余談ですが、メルセデス・ベンツのマーク「スリーポインテッド・スター」も、陸、海、空を表現しているんですよ。なんだかご縁を感じますね。

▲ついたー!と百尺観音の前で歓喜のポーズ

▲メルセデスと言えば、このマーク「スリーポインテッド・スター」。中心から伸びたラインが、それぞれ陸、海、空を意味しています

百尺観音を拝観したあとは、山頂展望台にある絶壁「地獄のぞき」へ。先端まで続く道のりや、道中の美しい景色を、写真におさめようと努力はしたのですが…本当に急な絶壁でカメラを構える余裕すらありませんでした(笑)。もう一度言いますが、みなさんは歩きやすい靴でお越しくださいね…。ヒールで登るにはとてもデンジャラスな場所です。しかし、晴れていれば東京湾や房総半島、そして富士山など、最高の景色が見られます。元旦にはご来光まで拝めるようで、朝5時より開門されるそうです。

▲〇曜サスペンス劇場に出てきそうな絶壁。余裕の様子で手を振る岩崎(左)とへっぴり腰になりながらやっとの思いでたどりついた佐藤(中)と大森(右)。こ、怖かった…

地獄のぞきで、ハラハラドキドキを味わったあとは、最終目的地の大仏広場へ。ほぼ下り道だったので、楽チン♪と思っていたのは男性陣だけ。急な坂道だったので、ヒールを履いている私は転げ落ちてしまうのではないかとドキドキしっぱなしでした。しつこいようですが、みなさん歩きやすい靴お越しくださいね!!

▲下り道で体力が復活したのか、岩崎とさっさと下へ進む大森。ヒールを履いている私を置いていかないでー!

下ること約30分。大仏広場に到着! 大仏「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」がお出迎えしてくれました。こちらは、世界平和を祈願し1783年に大野甚五郎英令が27人の門徒と岩山を3年かけて彫刻した磨崖仏が原型だとか。しかし、岩を彫刻した大仏であったこともあり、長年の雨風によって侵食、江戸時代末期には著しい破損が発生して崩壊状態になってしまったそう。その後1966年から4年にわたって修復がおこなわれ、現在のかたちになったようです。こんな大きなものを3~4年で完成してしまうなんてスゴイ…。圧倒されつつ私たちも平和を願ってお参りしておきました。

▲「薬師瑠璃光如来」は総高31.05mあるそう。迫力満点!

▲大仏広場に安置されている、お願い地蔵尊。大きなお地蔵様の周りにあるのは…

▲よく見てみると小さなお地蔵様たち。さまざまな願いが叶えられるようで、祈願の際に奉納するそうです。

時間と境内の莫大な広さの関係で今回は拝観できませんでしたが、百尺観音と大仏広場のほかにも、歴史ある観音堂や国指定重要文化財の日本寺鐘、たくさんの観音像などがあるようです。全部まわるには相当な体力と時間が必要ですが、お越しの際はそちらもチェックしてみてくださいね。

▲今回の旅のお供だった、「GLB180」。お客さまからのお問い合わせも多く、人気の1台です

お待たせしました、今回のドライブで使用した「GLB」の乗り心地報告です。

 

コンパクトSUVながら3列シートが特徴のGLB。

 

前列&2列目の足回り空間は広くとられており、長距離運転でも心地良く過ごせました。ファミリーユースで何かと人気の3列目シートですが、試しに乗りこんでみたところ、「身長168㎝以下の乗員が使用出来ます」とカタログ記載の通り、152㎝の私ならば一応収まるものの、やはり大人が乗るには少し窮屈に感じました。また、前方に比べるとクルマの振動を感じやすく、短距離のドライブでもなければ3列目に大人や、車酔いしやすい方が乗るのは厳しいかもしれません。

 

現実的に3列目はお子様用か、もしくは緊急用。主に荷室として使い、普段は4~5人のお出かけかけや旅行を楽しむのがピッタリだと感じます。また、レーダーセーフティパッケージ搭載のため、初心者の方も安心して長距離ドライブができるクルマだと思いました。GLBをご検討の方の参考になりましたら幸いです。

▲2列目シートを倒して乗りこむ3列目。前列に比べて足は伸ばせず、身体も縮こまり…思わず窮屈そうな表情に

▲打って変わって、前方は快適そのもの。パノラミックスライディングルーフが車内に大きな開放感をもたらします

次からの取材は、必ずスニーカーで行こうと心に決めた佐藤でした。

 

(佐藤真知)

佐藤真知(さとう・まち)
メルセデス・ベンツ中野サーティファイドカーセンターショールームの受付&事務を経て、ブログ編集部に配属。趣味はカメラと野球観戦。店舗SNSを担当していた経験を活かし、みなさまにメルセデスの魅力をより知っていただけるよう、日々精進いたします。

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