2023.11.23

メルセデス-EQのフラッグシップ”EQS SUV”で五日市街道をドライブ

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メルセデス・ベンツで宮園輸入車販売の拠点である西東京エリアを中心にドライブスポットを巡る好評企画。今回はBEVのフラッグシップモデル「EQS SUV」で五日市街道をさかのぼります。EQS SUVの乗り心地をテストしつつ、道中で気になったグルメやスイーツもしっかりご紹介。街道を走りきったその先で我々ブログスタッフが出会ったものは?

 

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武蔵五日市駅にはそこそこ詳しい熊山です。

 

さて、メルセデス・ベンツで宮園輸入車販売の拠点である西東京エリアを中心にドライブスポットを巡る好評企画。今回は2023年5月に発売され、秋からデリバリーが始まったばかりのBEV(Battery Electric Vehicle)のフラッグシップモデル「EQS SUV」で五日市街道をさかのぼります。全長およそ43kmをメルセデス・ベンツ中野から往復する算段。

 

記事ではEQS SUVのレビューをはじめ、道中で気になったグルメやスイーツもご紹介。ゴール地点である武蔵五日市駅周辺のスポットも見どころです。では、さっそく参りましょう!

▲イルカやクジラといった海洋哺乳類を思わせるなめらかなラインと大きさのEQS SUV

使用するモデルはEQS SUV 4MATIC。車両本体価格は1542万円ですが、さらに「AMGライン」「ショーファー」「デジタルインテリア」の3つのパッケージ全部入りなので、しめて1792万8000円。全幅2m超、全長5m超と、ほぼ中型の4トントラックサイズとあって、ハンドルを握る運転スタッフもやや緊張している様子です。

 

「EQS専用プラットフォームとあって『存在感あるなあ』というのが第一印象です。なめらかでシームレスなデザインは、新型Sクラスからさらに踏み込んだ印象で、見る人が見ればわかるフラッグシップにふさわしいエクステリアだと感じました」

 

そんな存在感がありすぎる車両は、環七から青梅街道、そして五日市街道へと進入。決して広いとは言えない道幅の旧街道をドライブするのはいかがなものでしょう。

 

「でも、走り出してしまえば気にならなくなりました」。「座り心地は上々、走り出したら極上です。インストルメントパネルはフラットでストレスフリーですし、Sクラスよりも高さがあるので視界も広々。ARヘッドアップディスプレイ(フロントガラスに表示)は、さいしょ情報量が増えすぎてとまどいましたがすぐ慣れました」(運転スタッフ)

▲3列シートの2列目。各席に巨大ディスプレイのほかUSB-Cポートも完備とまるで航空機。ちなみに肘掛けには3列目用の小ぶりなモニターが内蔵されています

事実、後部座席でふんぞり返る我々も乗り心地は極上。聞こえてくるのはタイヤからのロードノイズのみ。加速感もまるで電車のようでいて、うっかりすると寝落ちしてしまいそうです。

 

くわえて特筆すべきが、2列目シート(1列目シートの頭部うしろ)に設置されたMBUXリアタブレット。巨大なディスプレイで前席同様のインフォメーションが得られるほか、クイズやパズルといったエンタメまで楽しめるとあって、あたかも飛行機で移動しているような高揚感が得られました。

 

そうこうするうち、EQS SUVはメルセデス・ベンツ武蔵野に到着。

▲ブログ初登場のメルセデス・ベンツ武蔵野。いずれ取材でゆっくりお邪魔します

その後も順調に五日市街道をひた走るEQS SUV。街道沿いだけに道中、旧跡や名所があるのですが、なにせ今日中に武蔵五日市駅まで行って中野まで帰ってこなければいけませんからね。車窓から眺めるのみで、ずんずん進んでまいります。

 

やがてたどり着いたのは国道16号線の福生・横田基地周辺。ちょうどお昼すぎでお腹も空いた頃ですし、ここらへんでランチにしましょうか、という雰囲気になった時に手を挙げたのが根本です。いわく「ハンバーガーにしましょう!」。どうやらグルメバーガーに目がない様子。というわけで、一番最初に目に止まったアメリカンダイナーの雰囲気たっぷりのレストラン「デモデダイナー 福生」にピットインしたのでした。

▲DEMODE DINER(デモデダイナー 福生)

東京都福生市熊川1121
営業時間:11:00〜21:30(金土日祝は22:00)
https://kiwa-group.co.jp/demode_fussa/

 

店舗外観にも増して魅力的なのがインテリアです。まるでハリウッド映画に入り込んだような造り込みで、ここはアメリカか?と現在地を見失いそうになるほど。ビニールレザー張りの真っ赤なシートが「それっぽい」ボックスシートも素晴らしい。

 

オーダーは悩みに悩んだ挙げ句、おのおのボリュームたっぷりのハンバーガーをチョイス。取材スタッフ全員で4名なのになぜか5品あるのは「どうしてもホットドッグも食べてみたかったから」。

▲左上から時計回りにスタンダードバーガー、ホットドッグ、レッドホットチリバーガー、メキシカンチリバーガー、チーズバーガー

気になる各人の感想は──

 

「チーズバーガーとホットドッグをいただきまいたが、最近はバンズから焼いて自作するほどのグルメバーガー好きの私、根本にとっては最高でした。ジューシーな牛パテとチーズというシンプルな組み合わせですが、これが美味しければ他のバーガーも美味しいのは間違いありません。結果、大正解。こんどは福生ビッグタワーバーガーにも挑戦してみたいです」(根本)

▲バンズから手作りするグルメバーガー女子・根本もニッコリ

「ダイエット中なのでシンプルにハンバーガーにしましたが、バンズのほどよい甘さとビーフのジューシーな脂がうまくマッチしていて、とっても美味しかったです。みんなでシェアしたホットドッグも、ソーセージのパリッとした食感と旨味がたまりませんでした」(佐藤)

 

そのほか「50年代や60年代のアメリカンオールディーズを愛する自分にとって、この立地と店内インテリアが気に入らないわけがありません。今回はレッドホットチリバーガーをいただきましたが、身構えたほど辛くはなく、ソースとパテの美味しさが勝る絶品でした。付け合せのコールスローやポテトもたまりませんね」といったコメントも。

▲スタッフ一同が感動した店内インテリア。ほぼ映画のセットです

──と、かなり好評の様子。熊山がオーダーしたメキシカンチリバーガーも、パテの上にのったチリコンカンが、「ほぼステーキでは?」というほどの肉塊と豆の煮込みでパンチのある味わい。今までせいぜいひき肉と豆の煮込みだったおのれのチリコンカン観を再定義させられたほどです。

▲塊牛肉が煮込まれたチリコンカンがディップされたメキシカンチリバーガー

いずれにしても、スタッフ一同おなかパンパン。ともあれEQS SUVに戻って五日市街道ドライブを続けましょう。と申しましても、中野〜福生間に比べると、福生〜武蔵五日市駅間の距離は短く、道路状況は比較的空いていたため、半時間ほどで到着してしまったのでした。本当は「途中で食後のデザートでも」と考えていたにもかかわらず。

▲JR五日市線の始発&終点である武蔵五日市駅。登山でたまに利用します

五日市街道や福生に関しては、まったく土地勘のなかった熊山ですが、武蔵五日市駅から先となれば話は別です。このあたりは登山やあじさい畑、秋川渓谷での川遊び、温泉入浴となにかと遊びに来る機会が多いのです。

▲武蔵五日市駅から6kmほど奥に進むと、温泉施設「瀬音の湯」や、川遊びが楽しめる秋川渓谷が(夏場のイメージ)

取材日(9月初旬)も頑張れば川遊びができるかも?という陽気だったのですが、中野から一般道を地道に進んできたので、滞在30分ていどでUターンしないといけません。駅周辺にいたっては取材時間わずか15分。一気にスイーツ目がけて走る佐藤&根本。

▲駅に併設したカフェ「do-mo factory blan.co」のあじさい茶ミルクソフト

2人が向かったのは駅に併設されたカフェ「do-mo factory blan.co」。こちらの看板スイーツ「あじさい茶・ミルクソフト」で、ようやく念願の食後のデザートにありつけました。実は武蔵五日市駅の裏手にある南沢はあじさいの名所なのです。

 

「このソフトクリームは、南沢で育った甘茶を、あきる野産ゆず果汁と一緒に発酵させた、カフェオリジナルの茶葉『あじさい茶』を使っているみたいですね。ほうじ茶に似た香ばしさの中にゆずのさわやかな香りがあって、さっぱりと食べやすい一品でした」とはダイエット中の佐藤。

 

他にも地元の食材をサクッと楽しめるフードやスナックがいっぱい。ドライブはもちろんですが、電車で訪れた際にも利用してみたいカフェでした。

 

甘味補給したあとは、熊山以外のスタッフにも秋川の大自然の片鱗をちょっとでも感じてもらいたい、と駅からほど近い河原まで下ってみることに。

 

▲武蔵五日市駅からすぐの秋川河川敷。まだまだ民家はありますが、ここから遡上するとすぐ山深い渓谷へと様相が変わります

その先は、まるで同じ東京都だとは思えないほど、のどかな風景が広がる河川敷。平日ながらBBQや釣りに興じる方々もいて、ちょっとチルい雰囲気です。

 

取材日はまだ9月ですし、せっかく河原まで来たんですから、ちょっと涼でも取りましょうか。と撮影したのが以下の1枚。童心に帰った大人の遅い夏休みといった風情でしょうか。今回はあえての一般道でしたが、高速道路を使えば、1時間ちょっとでアクセスできますので、秋川周辺はちょっとした気分転換にもってこいです。

▲秋川河川敷で、身も心も開放

さて、チルアウトもそこそこに帰路につきます。帰りもほぼ五日市街道を地道に走るのみ。結果的にメルセデス・ベンツ中野に到着したのは19時に迫っていましたが、かれこれ100kmほど走った上での燃費ならぬ電費は?

 

「出発時73%ほど充電されていたのが、到着時は49%。つまり100km弱で4分の1ていど消費したということですね。大人4人が乗ってエアコンもオーディオもそこそこ使ったのでかなり優秀ではないでしょうか」とスタッフ一同。

 

では最後に一般道をロングドライブしての感想は?

 

「Sシリーズに共通して言えることですが、『これで車重2900kgもあるの?』という余裕ある走りに驚きました。また、ボディサイズの大きさにもかかわらず、車幅感覚がすぐ掴めたり、車庫入れも楽ちんだったりするのは4WS(四輪操舵)の恩恵かと思われます。最後に、個人的には苦手なBEVの回生ブレーキも、EQSの新配分は理想的で今まででもっともワンペダル走行ができた1台でした。これが1542万円。自分がもしITベンチャーで成功していたなら…」(運転スタッフ)

 

そんなこんなで、1日たっぷりEQS SUVの走りと五日市街道を堪能した弊ブログスタッフ。ぜひ、みなさまもEQS SUVにご興味がありましたら宮園輸入車販売にお問い合わせくださいませ。

 

(熊山 准)

●プロフィール
熊山准(くまやま・じゅん)
中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま欲しいメルセデス車はCクラスワゴン

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