2025.05.22

G 580 with EQテクノロジーで行く、春の小江戸・川越グルメドライブ

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宮園輸入車販売ネットワークの西東京エリアから、メルセデス・ベンツでお出かけするドライブ企画。今回は、デビュー以来多くの注目を集めているG 580 with EQテクノロジー エディション1で、国内外の観光客でにぎわう観光地、埼玉県川越市に向かいます。”小江戸”とも称される蔵造りの町並みが残る川越を、最新のEVテクノロジーをまとったGクラスで駆け抜ける。気になる食べ歩きの模様や、撮影当時ギリギリ間に合った桜の模様もお伝えします!

 

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川越とG 580 with EQに共通する「温故知新」とは?

 

川越には主要駅が2つあり、互いにけっこう離れている、ということまでは知っている熊山です。

▲川越のランドマーク、時の鐘

というのも営業マン時代に川越によく通っていたからなんですね。しかし、小江戸とも讃えられる蔵造りの町並みまでは行ったことがない。何やら近年は「京都まで足を伸ばさなくても、関東から日帰り圏で行ける日本の古都」という文脈でインバウンド人気も非常に高まっているそう。

 

個人的には川越限定の「ちいかわ」ショップも気になる。おりしも桜が満開の季節。これは行くしかない!というわけで、最新のメルセデス・ベンツで川越ドライブに出かけることになったのです。

▲メルセデス・ベンツ G 580 with EQテクノロジー

今回のドライブに選ばれた車両は、2024年のデビュー以来多くの注目を集めているGクラスのEQ版こと、「G 580 with EQテクノロジー エディション1」(以下、G 580 with EQ)。

 

最新のテクノロジーをまといながらも、ボディデザインは半世紀ほど前に生まれた時からほとんど変わっていない、という点では、古い町並みを残しながらも業態は現代風にアップデートされている川越と同じと言えるかもしれません。そんな2つの温故知新が垣間見えるドライブへレッツゴー。

▲川越には古民家をリノベしたスターバックスもございます。まさに温故知新

出発はメルセデス・ベンツ中野から。駐車場に鎮座するG 580 with EQは、テーマカラーのMANUFAKTURサウスシーブルーマグノ(マット)でなかなかの存在感です。この見慣れない組み合わせは、同じGクラスオーナーならひと目で「EQだ!」とわかる色でしょう。事実、道中さまざまなシーンで注目を浴びました。

 

今回は4人乗車だったため、熊山は後席に乗車。Gクラスは、車高も座席も高めなので、乗降時の「よっこらせ」という感覚はまさにトラックのそれ。

 

インパネやセンターコンソール、ドアトリムといったインテリア周りのあつらえこそ最新のメルセデスに準じていますが、ドアを開け閉めした時の軽めの音や衝撃、やや圧迫感のあるキャビンの居心地などは、50年以上前に設計されたゲレンデヴァーゲンから大きく変わりがないため、水回りをリノベした古民家ホテルのような印象を受けます。

▲鮮やかなMANUFAKTURサウスシーブルーマグノ(マット)

なお、目白通りまで出てしまえば(直通の)関越道にて川越まではあっという間。スムーズにけば1時間ほどで小江戸の町並みに到着します。

 

その間の乗り心地は、さすがのBEVと言いましょうか、3トン(!)もの巨体を思わせない静粛性とパワフルさで車内の会話もスムーズでした。むしろ、あまりに走行音が静かすぎるのでボンネット内にエンジン音を奏でるスピーカーを装備しているほどだとか(ON/OFF可能)。

▲ちなみにボンネットに内蔵されたスピーカーがこちら

▲裏側。確かにスピーカーでした

到着時は、平日のギリギリ午前中とあって、人出はまだ控えめ。これが土日祝だと現地へのアクセスはもちろん、駐車場を探すのもひと苦労かもしれません。お早めの出発をオススメします。

 

しかし軒を連ねる蔵造りの町並みは立派なもの。じっくりと眺めてぶらぶらそぞろ歩きしたいところですが、気は抜けません。なにせ人気のグルメスポットは行列必至。我々もランチタイム直前の到着だったため、駐車場から足早にお目当てのお店へと向かいます。

▲どこを切り取っても絵になる川越

それが、ブログ編集部の兼本が事前にチェックしていた「炭焼き親子丼 MARUYA。」。

 

何やら80年以上の歴史をもつ玉子職人と、地元・川越の焼き鳥屋が手がける究極の親子丼なのだとか。すでに店内は満席でしたが、テラス席であれば飲食OKとのことでしたので、なんとかありつくことができました。

▲MARUYA。の究極の親子丼。テラスでいただきました

炭火焼鳥から放たれる香ばしい風味と、玉子とじの上にさらに生玉子がトッピングされたテクスチャの異なるW攻勢という、いずれも強い個性がぶつかりあう丼上の親子デスマッチといった趣の一杯。

 

個人的にはつけあわせの鶏スープがヒットでした。「わたし、実は病み上がりだったのですが、こちらの親子丼はもも肉の他にむね肉も選べるので、さっぱりしていてペロッと完食してしまいました」とは根本のコメント。ダイエッターにも嬉しいかもですね。

▲大正浪漫通りには鯉のぼりのトンネルが

食後、ひと息つく暇もなく次なるグルメを求めてさまようブログスタッフたち。なにせ川越は、地元名産のさつまいもを使った数々のスイーツをはじめ、プリン、かき氷、パンケーキ、お団子と甘いもの天国。

 

親子丼に満腹中枢を満たされる前に、できる限り多くのスイーツを楽しみたい!

▲川越 熊野神社の巨大八咫烏とパチリ。

というわけで、蔵造りの町並みを眺めつつも、軒を連ねるスイーツショップもチェックしながら川越の街を散策。途中、大正浪漫通りに寄り道しつつ縁結びで有名な川越 熊野神社まで行き、さらにUターンして川越のランドマーク「時の鐘」まで戻ってきました。

 

お目当ては”芋チップス”。

▲芋チップスに舌鼓を打つ自称・いも女

甘さと塩味が絶妙に絡み合ったその味わいは、川越の名物として長年愛されてきたとか。できたてのサクサクとした食感を味わいながら歩くのも、川越ならではのお楽しみです。

 

特に、濃厚な塩バターソースで味変できるのもポイント。個人的には「いも女」を自称する根本がほとんど食べてしまったのが印象的でした。

▲ちいかわもぐもぐ本舗はこの行列!

続いて、菓子屋横丁にもお立ち寄り。個人的には、大人気のキャラクターちいかわのグッズとスイーツが購入できる「ちいかわもぐもぐ本舗」が気になっていたのですが、店舗前は大行列だったためなくなく断念。

 

悔しがる熊山を横目に、女性陣は元町珈琲店ちもとの名物「縁結び芋ソフト」をお買い上げ。

▲元町珈琲店ちもとの縁結び芋ソフト。結婚指輪をしている人が持っていますが…

平成8年、川越で初めて芋ソフトクリームを販売した元祖の同店。そんな、さつまいもとバニラの香りが絶妙な芋ソフトに、香川県の嫁入り菓子で有名な「おいり」をトッピングしたのが縁結び芋ソフト。

 

ソフトクリームの濃厚でひんやりとした味わいに、ふわふわサクサクとした優しい甘さのアクセントが最高と女性陣に評判でした。これで良縁が舞い込むとよいですね。

▲伊佐沼の桜並木。ギリギリ見頃でした

川越散策の後は、少し移動して近くの伊佐沼へ。取材時はちょうど桜が満開の頃。ピンク色が水面に映る光景は、まさに絵画のような美しさ。

 

風に吹かれる桜の花びらが、あたかも舞い散る雪のようで、心が洗われます。川越での食べ歩きも大満足でしたが、最後にこの桜を観られたことで、気持ちも豊かに満たされました。ぜひ、みなさんも来年お越しください。

▲のんびり釣りに興じるお父さんたち。楽しそう

さて、最後にG 580 with EQの感想を振り返りましょう。主にハンドルを握っていたブログ編集部・尾﨑いわく、「走行中は非常に静かで、圧倒的なトルクとスムーズな加速が印象的でした。川越の街並みを走る際にも、しっかりと存在感を放ちながらも、街に溶け込むような走行性能を発揮。車高の高さから見下ろす景色も格別で、視界の良さとともに快適なドライブが楽しめます」とのこと。

 

春の川越ドライブは、食べ歩きと自然を楽しみながら、メルセデス・ベンツG 580 with EQの性能を実感できる素晴らしい一日でした。みなさんも、ぜひこの魅力的なドライブコースを体験してみてください。

 

(熊山准)

熊山准(くまやま・じゅん)

 

中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま気になっているメルセデスはCLAシューティングブレーク

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