2023.08.30

甘くて楽しいアイスクリーム工場「グリコピアCHIBA」へメルセデスEクラスで行ってきた

カーライフ

ドライブ

メルセデス・ベンツで話題のスポットへお出かけするドライブ企画。今回の目的地は、千葉県野田市にある「グリコピアCHIBA」です。まだまだ続く暑い日にぴったりなアイスクリームの工場見学と、長年愛されるGlicoの魅力をお届けすべく足を運んでみました。

 

──────────────────

今年は1度も浴衣を着ずに夏が終わってしまった根本です。

 

気になる話題のスポットにメルセデス・ベンツでお出かけするドライブ企画。今回の行先は「パピコ」や「セブンティーンアイス」でおなじみ、Glicoさんのアイスクリーム工場、「グリコピアCHIBA」です。

 

ドライブのおともはメルセデス・ベンツEクラス「E220d AVANTGARDE」。ボディカラーはカバンサイトブルー(メタリック)です。ディーゼルエンジン特有の太いトルクで力強く走りながらも、ハンドリングはしなやかと、ロングドライブに求められる安定感と乗り心地を存分に楽しむことができる1台。

▲明るい場所では鮮やかなブルー、暗い場所ではブラックに近い深いブルー、と見え方の違いも楽しめます

目的地のグリコピアCHIBAは、Glico史上初のアイスクリーム工場の見学施設。無料で見学できるだけではなく、展示や体験、ショッピングなどコンテンツ満載で、お子様から大人まで楽しめる話題のスポットです。

▲あまりの快適さに睡魔と戦う佐藤と根本に、「寝るなよ~」と大森。車内の広さと走行性能に一同大満足zzz

そんなグリコピアCHIBAは、メルセデス・ベンツ中野から約1時間30分ほどの距離。ディーゼル車とは思えないほど静粛性が高く、しなやかな乗り心地のE220dで、あっという間の道のりです。ハンドルを握る大森も「やっぱりEクラスは乗り心地、運転感覚は別格」と大絶賛。

 

そんなドライブ中、雑学王でもある大森がクイズを出題。

 

「シェアするフローズンスムージーの王様パピコ。その名前の由来はなんでしょう?」

 

根本の回答は「可愛いから!」(何も考えていないのがバレバレ…)。「パキッと2つに分かれるから?」との回答は佐藤。

 

「ブッブー!」(大森)

 

正解は「ぱぴぷぺぽ」の破裂音が入った商品名はヒットする説と、リズム良く子供に発音しやすい語感とした説、この2つが由来なのだそうです。ちなみにGlicoのホームページではもっと多くの楽しいトリビアが楽しめます(https://www.glico.com/jp/

▲常磐自動車道「柏IC」より約9km。クルマでの来館が想定されているため駐車場完備です

Eクラスの快適さとクイズのおかげか、さほど遠く感じることなくグリコピアCHIBAに無事到着。さっそくエントランスへ向かうと、工場とは思えないほど明るく開放感な館内! しかも撮影スポットや見どころが満載です。予約時間の15分前には集合しないといけないので、先に受付をしてグリコショップや展示品を物色するのもオススメ。私たちはギリギリの到着になってしまったため早々に見学スタートです。グリコショップや展示品は後ほどのお楽しみ。

▲入館すると目の前に巨大なゴールインマークがお出迎え。大阪・道頓堀でしかお目にかかれないと思っていましたが、まさか千葉県でお会いできるとは…

まずは、ゴールインマークの壁の向こう側のシアタールームで、映像作品の『創業者 江崎利一物語』と『アイスクリームができるまで』を鑑賞。人々から愛されるGlicoの歴史や、アイスクリームの知識を学ぶことができます。アイスクリームについて詳しくなったらいよいよ工場内へ。普段目にすることのない大きな機械がズラリと並んでいます。

 

大きな機械にテンション急上昇の私たちですが、食品工場でなにより大事なのは衛生管理。製造工程エリアに入るわけではありませんが、私たち見学者も「クリーンルーム」で、体についたゴミやホコリを風で吹き飛ばすエアーシャワーが体験できます。

 

▲想像よりも強い風圧と、いろんな方向から吹く風に佐藤のロングヘアーが大暴れ

製造工程では、アイスクリームミックスの「材料と原料」「混合」と続きます。モニターで、美味しそうなアイスクリームミックスがタンクでぐるぐる回る様子を見た私たちの想いはひとつ、「あの中で泳ぎたい…」。

▲アテンダントの方の説明を真剣に聞くブログスタッフ

続いて、アイスクリームがよりなめらかになるよう寝かせるための「エージングタンク」。なんと1つのタンクの中に「パピコ7万2500袋分」の原料が入っているのだとか。スケールが大きすぎて想像がつきません。ちなみに、エージングタンクの仕組みが分かる体験も用意されているのですが、ネタバレすると面白さ半減なのであえてご紹介はしません。ぜひ実際に体験してみてください!

▲エージングタンク1つの容量は10トン。千葉工場にはなんと32本ものタンクがあるそう

そして、パピコが容器に注入される様子が見学できる「充填」工程。ズームカメラを操作し、目視ではなかなか見えにくいポイントを近距離で見学することができるためお子様にもオススメです。パピコが次々と注入されていく姿はなんだか中毒性があります(笑)。

▲ズームカメラを操作する佐藤。「操作が意外と難しいかも!」と最初は苦戦していましたがすぐに慣れていました

お次は急速でムラなく冷凍し、なめらかな食感を生み出す新技術「スパイラル急凍」工程。エレベーターに乗り込むと壁がモニターになっており、自分がアイスクリームになった気分が味わえるという、ユニークな体験ができます。

▲壁に描かれた図をもとに説明してくださるので、お子様にも分かりやすい造り

スパイラル急凍を体験した後は、巨大冷凍庫の温度を疑似体験。マイナス5度から始まり、マイナス10度、マイナス7度の順に移動してゆくのですが、マイナス10度からマイナス7度の部屋に移動した瞬間、「3度違うだけで暖かく感じる!」とはしゃぎだしたのは北海道出身の佐藤。さすが道産子。ちなみに寒さが苦手な方のために冷凍体験を避けて通過できるルートもあるので安心です。

▲冷凍人間になってしまわないか不安になりつつも、パピコの気持ちになって庫内へ進むブログ編集部一同

いよいよ製造工程も仕上げに突入し「包装」のラインに。普段私たちが街中で目にするパピコやセブンティーンアイスといった、おなじみのパッケージへと変身していきます。ちなみにセブンティーンアイスの人気フレーバー第1位は「クッキー&クリーム」なのだとか。私も1番好きなフレーバーです。

▲素早く動く黄色いロボットが「セブンティーンアイス」をテキパキ運びます

包装されたアイスクリームは「出荷」の工程へ。倉庫とトラックのリアドアを同じ大きさにすることで、外の空気に触れることや虫の混入を防いでいるそうです。徹底された衛生管理と品質管理、さすがGlicoさん。

▲出荷時の様子を忠実に再現。扉の向こうはどうなっているの…?

ここでお待ちかねの「パピコの試食」タイムですが、この日は定番の「チョココーヒー味」をはじめ、千葉工場でのみ生産をしている「ホワイトサワー味」、季節限定で発売される「大人のショコラ味」の3種類が用意されていました。工場で作られたパピコは特別感満載で、もちろんおいし〜い。ごちそうさまでした!

▲トビラを開けるとグリコワゴンに乗ったパピコの登場!

まだまだ終わりません!

美味しくパピコを頂いた一同は、「アイスクリーム手作り体験(有料1500円)」のため、グリコキッチンへと向かいます。

▲体験の前にしっかりと手洗い。なぜか鏡越しにカメラ目線の大森

▲1セット(約2名分、バンダナ2枚付き)のアイスクリームの材料とトッピングのお菓子(もちろんGlico製)

アイスクリーム作りの主な材料は「牛乳」「生クリーム」「グラニュー糖」と意外にシンプル。お菓子作りが趣味のわたくし根本、これは力の見せどころといわんばかりに材料を混ぜ合わせます。

▲「こんなにサラサラな状態からアイスになるの?」と半信半疑でのぞき込む大森はヘアキャップ着用。根本と佐藤は体験付属のバンダナを着用しています

ひたすら「混ぜて固める」を繰り返していくうちにだんだんと固まってくるのが不思議で面白い! 取材日は夏休み期間だったこともありお子様連れも多く、みなさんも楽しく体験されていました。

▲ボウルの中に氷水が入らないよう、慎重に混ぜ合わせます

そうこうしていると「オリジナルアイスクリーム」の完成です。おなじみのポッキーやビスコをトッピングしていただくのですが、一から自分たちで作ったアイスクリームだけに味も絶品! いつもは大食い担当の大森をよそに、ほとんど佐藤&根本で美味しくいただいてしまいました。

▲協力しあって混ぜたアイスクリームの完成!

アイスクリーム作りを終えた一同は館内展示やグリコショップへ。ちなみにアイスクリーム作り体験最終回の終了時刻は16時20分と、グリコショップの閉店10分前に設定されているので、ショッピングを楽しみたい方は注意が必要です。

▲最近ミニカーコレクターとなった佐藤の手にはグリコワゴンのトミカが

工場直売ということもあってかGlicoのお菓子はもちろん、オリジナルグッズの販売もしています。ここでしか購入できないお菓子もあるので、工場見学に来た記念にぜひ立ち寄ることをおススメします。

▲ビスコミニパック3種類。ミニパックだからいろんな味が楽しめます

ショップにて買い物を終えた一同は、館長の吉村さん案内のもと展示物を見学。一番盛り上がったのが、昔のパッケージや惜しくも生産終了となった新旧のお菓子たちの話です。「このパッケージ覚えてます!」「コレ、美味しかったですよねー」と懐かしそうにはしゃぐ我々に吉村館長がひとつひとつ丁寧に当時のエピソードをしてくださったのが印象的でした。

▲グリコピアCHIBA館長であり、健康マイスター(エキスパート)という肩書きを持つ吉村貴宏さん(左)

吉村館長をはじめ、アテンダントの城村さんやキッチン、工場や売店のみなさん、すべてに共通して感じたのはご対応が「誠実」であるということ。スーパーやコンビニで気軽に買えるお菓子メーカーではありますが、工場見学をしているうち私はGlicoさんをプレミアムブランドなんじゃないかと感じてしまったほど。

 

Glicoのパーパス「すこやかな毎日、ゆたかな人生」と、我々メルセデス・ベンツの「最善か無か」。異なる職種の違ったスローガンのようにも聞こえますが、芯の部分はとても似ているように思えました。良質で高品質であることに情熱をもち、価値としてお客様に提供すること。グリコピアに携わるみなさまに感じたシンパシーはきっとそこにあるのでしょう。

▲グリコキャラメルの歴代おもちゃが展示されているコーナー。この小さい本が可愛くて子どもの頃に集めていた記憶が! 懐かしくて思わずパシャリ

最後に記念撮影を行うため撮影スポットへ。パピコ型の乗り物やトリックアート、お菓子のオブジェと一緒に撮影したら思い出作りもバッチリです。

▲充実した撮影スポットで記念撮影♪

今回ご紹介した「グリコピアCHIBA」ですが、工場見学は非常に人気ですぐに予約が埋まってしまうとか。まれにキャンセルが出る場合もあるそうですが、やはり確実なのは予約を取ることですので、しっかりと計画を立ててのぞみましょう。皆さまもぜひ訪れてみてくださいね!

▲ちゃっかりお土産もゲット。各地で目にするご当地プリッツ(左)ですが、全種類揃っているのはレア?

(根本綺更)

根本綺更(ねもと・きさら)
クルマ好きが高じてこのたび弊社ブログ編集部に入社・配属。とはいっても前職は宿泊業界。メルセデス初心者なりに、皆様への発信を通して精進してまいります。趣味はお菓子作りとミニブタカフェ通い。いつかメルセデスにブタを乗せてドライブが夢。

関連記事その他の記事