2024.02.01

運転免許取得奮闘記~入社9年目佐藤の挑戦~【前編】

カーライフ

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自動車業界勤務歴9年目のブログ編集部・佐藤。実はつい最近まで運転免許未取得者でした。なぜいま取得を思い立ったのか、働きながら学んだ体験への感想など、これから運転免許取得を考えていらっしゃる社会人の皆さまのヒントになればと思います。

 

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運転免許取得から5ヶ月経った佐藤です。

 

自動車業界勤務歴9年目の私ですが、実はつい最近まで運転免許を持っていませんでした。ではなぜこの期に及んで取得を思い立ったのか。また、働きながら学ぶことへの感想など、コチラの記事がこれから運転免許取得を考えていらっしゃる社会人の皆さまへのヒントになれば幸いです。

 

・取得を思い立ったキッカケ

 

「クルマで移動する機会が増えてきたし、佐藤さんも運転免許取ってみたら?」と上司のひと声がキッカケでした。入社当初の配属先がショールームスタッフだったこともあり、運転免許が無くても業務に支障はなかったのですが、ブログ編集部に異動になってからは取材で外出することが増えました。他の編集部員が運転している姿を見て「自分で運転できたら、より取材の幅が広がるのでは?」と思っていた矢先でしたので取得を決意しました。

 

・いざ、教習所の申込みへ!

 

私が選んだ教習所は東京都武蔵野市にある「武蔵境自動車教習所」です。最寄りのJR中央線、武蔵境駅から徒歩5分というアクセスの良さと平日21時まで営業しているので仕事帰りに通いやすいと思い選びました。また「指定自動車教習所」なので仮免許学科試験や卒業検定を教習所で受けることが可能なのもポイントでした。

▲スケジュール面を重視するなら「指定自動車教習所」が、コスト面を重視するなら「届出自動車教習所」が良いかもしれません

・いよいよ入所、教習スタート(第一段階)

 

3月に申込みをしましたが、卒業シーズンと重なり技能教習がすぐ受けられないとのことで、3ヶ月後の6月に入所して教習をスタートしました。(思いがけず早期割引が適用されてラッキーでした(笑)。

 

入所から免許取得までの流れは以下の通りです。

▲9ヶ月以内に卒業しないと無効になってしまいます

指導員の先生からは、「学科教習を先に進めてその後に技能を習得した方が、上達が早いのでオススメ。」とアドバイスがありました。結果からいうと、動いて覚える派の私は技能を先に習得してから学科教習を進めた方が理解しやすかったような気がしました。このあたりは個人差もあるので、自分のタイプを把握してカリキュラムを組んだ方がよいと感じます。

 

学科教習は予約なしで受けられますが、24時間オンラインで受講できるカリキュラムもあり、忙しい方も早朝や夜中など好きな時間にどこででも受講することができます。

▲第二段階以降は、スケジュール調整が難しくほぼオンラインで受講しました

技能教習はすべて予約制。スマートフォンから専用アプリを使って簡単に予約ができました。予約日に用事ができてしまっても、前日の21時までに手続きをすれば無料でキャンセルがOK。しかし次の予約までに1ヶ月以上空いてしまうこともあり、運転感覚を戻すのに時間がかかってしまうので注意です。

 

第一段階はシミュレーターで運転の基礎を教わった後に教習所内の教習コースで仮免許を取得します。第二段階では路上に出てクルマを運転。学生の頃に見たドラマや映画の影響で「鬼教官がいるのでは…?」と不安でしたが指導員の先生が優しく丁寧に教えてくれたので楽しく運転できました。

▲所内の建物から見える教習コース。直線距離は最長約120メートル。照明設備も完備されていので夜間の教習も安心して受けることができます

・ピンチ!仮免許試験が受けられないかも!?

 

武蔵境自動車教習所では仮免許試験を受ける前に「効果測定(模擬試験)」に合格する必要がありますが、何度受けても不合格…。学生の頃から勉強が大の苦手な私は「まだ試験まで日があるし」とマイペースに過ごしていましたが、気づけば仮免許試験2日前。受からないと本試験が受けられないのでピンチです。

 

閉館時間が迫るなか何度もチャレンジして、ようやく合格…!無事2日後の仮免許試験を受験できました。何事にも余裕を持つことが本当に重要であるということを改めて実感しました…。

 

しかし、効果測定に受かったからと言って油断は大敵。本試験に向け引き続き勉強です。そこで活用したのがWEB学習システム。通勤や通学の移動中はもちろん試験開始直前までスマホで勉強ができるのでとても便利でした。

▲WEB学習システム。試験の予想問題をランダムで出題してくれます

・無事、仮免許試験合格!(第二段階)

 

いよいよ修了検定(仮免許取得試験)です。教習コース内での技能試験を受けて合否を確認後、仮免筆記試験を受けます。それまで一度しか効果測定(模擬試験)に合格していなかったのでとても不安でしたが、無事合格! いよいよ路上教習スタートです。

▲その日のうちにスマートフォンアプリを通して合否が通知されます

▲発行された仮運転免許証。コチラが無いと路上で運転ができません。路上教習時に忘れてしまったり紛失を防ぐため、教習所で管理してくれます

教習所近隣の決められたコースでの技能講習ののち卒業検定。ビックリしたのが、指定コースがメルセデス・ベンツ武蔵野前の五日市街道なのでした! 運転しながら店舗内を見る余裕などはありませんでしたが、見慣れている道だったので落ち着いて路上教習や卒業試験を受けることができました。

 

路上教習と教習所内のコースで一番違いを感じたのは速度の感覚でした。所内のコースで走っていたときは時速30キロ程度でも速いと感じていましたが、路上だと道幅が広くなったせいなのか遅く感じました。また、路上駐車の車両があったり自転車が車道を走っていたりで怖かったのと同時に、制限速度や一時停止などの安全をより意識して交通ルールを守った運転しなければいけないと実感しました。

▲卒業検定のスタート地点ということもあり、店舗付近には教習車がよく止まっています

・卒業検定

 

そしてあっという間に卒業検定の日が来ました。検定項目は路上運転と車庫入れ。結果は…無事合格! あとは免許試験場で筆記試験に合格すれば晴れて運転免許取得となります。

▲卒業記念にもらった、初心者マークと交通安全のお守り

・働きながら通って感じたこと

 

入所から卒業まで3ヶ月。働きながら教習所に通って感じたのは、とにかく忙しかったという点です。特に筆記試験に向けての勉強時間や学科教習の受講時間確保が難しく、WEB上で受講できるシステムがなければ予定通り卒業できなかったかもしれません。

 

また、私は運良く試験に一発合格できましたが、不合格になってしまうと再試験料として追加費用が発生してしまったり、期間内に合格しないと受講した教習が全て無効になってしまうので計画性をもって受講することをおすすめします。

 

後編では、免許センターでの筆記試験と運転免許取得後の様子をお届けいたします。そちらもぜひご覧ください。

 

(佐藤真知)

佐藤真知(さとう・まち)

メルセデス・ベンツ中野サーティファイドカーセンター ショールームの受付&事務を経て、ブログ編集部に配属。趣味はカメラと野球観戦。クルマの免許取りたて初心者ならではの目線でメルセデスの魅力をお届けできたらと思います。憧れのメルセデス車両はGクラス。

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