F1をはじめ、メルセデス・ベンツのレース活動を支えているのが、“Mercedes-AMG”です。サーキットで培ったテクノロジーがフィードバックされた市販車がメルセデスAMGの各モデルです。そしてこれらモデルのDNAを受け継いだ高性能のオプションパーツが「AMGライン」と呼ばれています。ここでは、AMGは何がどうすごいのかについて紹介しましょう。
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ライターの萩原です。
大きくレギュレーションが変わった2026年のF1シーズン。開幕戦となったオーストラリアGPはラッセルが優勝し、アントネッリ2位とワンツーフィニッシュを飾りました。つづく第2戦の中国GPはアントネッリの初優勝にラッセル2位と2戦連続のワンツー。その勢いのまま第3戦日本GPはアントネッリが2戦連続の優勝を果たして、シーズン序盤からドライバーズタイトルそしてコンストラクターズタイトル争いを“Mercedes-AMG F1”がリードしている状況です。
▲2連勝を飾りポイントリーダーに立っている、アントネッリ選手
かつては「アーマーゲー」と呼ばれていたMercedes-AMG(以下、メルセデスAMG)ですが、もともとはレース用エンジンの設計会社として創業しました。AMGという名前の由来は、創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Hans Werner Aufrecht)の「A」、エンジニアのエアハルト・メルヒャー(Erhard Melcher)の「M」、そしてアウフレヒトの故郷、グローザスパッハ(Großaspach)の「G」をそれぞれ合わせたことから。
AMGというたった3文字の社名は、2人の経営者とともに始まり、メルセデス・ベンツのグローバルブランドとして急速に発展を遂げることになります。
AMGは1999年にダイムラー・クライスラー(当時)に吸収され、2014年からは、メルセデスAMGとしてメルセデスブランドのハイパフォーマンスカーブランドとして展開されています。そのAMGエンブレムのデザインには「アファルターバッハの川沿いのリンゴの木」、卓越したエンジン開発技術を象徴する「カムとバルブ」、レースにおける覇者を意味する「月桂樹」が描かれており、同社の特別なDNAの象徴とされています。
最高峰のF1をはじめ、メルセデスAMGとモータースポーツは密接な関係にあります。サーキットでの最高のパフォーマンスや正確性、効率性を追求することは、その道のプロフェッショナルとして同社が果たすべき使命と位置づけています。さらにサーキットを走行するレーシングカーだけでなく、公道を走行する市販車にも最高のパフォーマンスを提供する姿勢が、メルセデスAMGのすべてのモデルで貫かれています。
最高峰のF1をはじめ、メルセデスAMGとモータースポーツは密接な関係にあります。サーキットでの最高のパフォーマンスや正確性、効率性を追求することは、その道のプロフェッショナルとして同社が果たすべき使命と位置づけています。さらにサーキットを走行するレーシングカーだけでなく、公道を走行する市販車にも最高のパフォーマンスを提供する姿勢が、メルセデスAMGのすべてのモデルで貫かれています。
▲AMGが手掛けたエンジンには担当者の署名のプレートが貼られている
また、メルセデスAMGは自社の哲学である「One Man, One Engine.」の思想に基づき、4気筒と8気筒のエンジンを手作業で組み立てているのが大きな特徴です。1人の技術者がクランクシャフトの取り付けから、カムシャフトの組み立て、配線、エンジンオイルの充填に至るまで、エンジン製造におけるすべての工程を担当。その証として、エンジンバッジには技術者の署名が刻まれているのです。
現在、販売されているのは、メルセデスAMGが手がけたハイパフォーマンスモデルと、そのDNAを受け継ぎ高いパフォーマンスを発揮するパーツをパッケージ化した「AMGラインパッケージ」です。それぞれの特徴について、Cクラスセダンを例に紹介しましょう。
現在販売されているCクラスセダンのハイパフォーマンスモデルには「C63 S E パフォーマンス」と「C43 4MATIC」の2モデルがあります。
▲F1の技術が導入されたC63 S E パフォーマンス
「C63 S E パフォーマンス」は、当時のF1テクノロジーを採用した駆動システムを搭載。フロントにはマイスターによって組み上げられた2L直4ターボエンジンが、リアにはバッテリーとモーターがそれぞれ搭載された、システム出力680psを発生するプラグインハイブリッドモデルです。駆動方式にはトルク可変型の全輪駆動4MATIC+をCクラスで初採用し、驚異のコーナリングを可能とするリア・アクスルステアリングも標準装備しています。
▲C63 S E パフォーマンスのインテリア
一方「C43 4MATIC」は、F1由来のエレクトリック・エグゾーストガス・タービンチャージャーを初めて採用した2L直4エンジンに、電気モーターと48V電気システムを組み合わせることで、自然吸気エンジンのようなレスポンスを実現したパワートレインを採用。
もちろんこの2Lエンジンも同社のマイスターによって組み上げられています。この「C43 4MATIC」もリア・アクスルステアリングそしてAMGリアルパフォーマンスサウンドも標準装備しています。
続いては、AMGラインについてご紹介します。現行型のCクラスセダンには、AMGラインエクステリアとAMGラインインテリア。そしてAMGアルミホイールが標準装備となっています。
▲右側のCクラスがAMGラインパッケージ装着車。フロントマスクやアルミホイールが異なる。
AMGラインエクステリアは、ダイナミックに下部が広がる台形型の「Aシェイプグリル」を採用。このグリルにはマットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられた「スターパターングリル」が標準装備。さらに、よりスポーティでダイナミックなフロントバンパーとなります。
AMGラインインテリアは、スポーティな左右、中央のそれぞれのスポークがツインスポークとなるステアリングホイールが装備されます。
▲AMGラインパッケージ装着車のインパネ。AMGモデルに近い雰囲気が漂う。
シートの調整スイッチやドアハンドルが配置されたフロントドアのブラックパネルはエッジがクローム仕上げで、ドア表面から浮き上がるようなデザインとなっており、アンビエントライトの照明による上質感も演出します。
このAMGラインは人気が高く、装着率が高いこともあり、現在Cクラスの主力グレードとして販売されている「Sports」や「Luxury」には、AMGラインエクステリア、インテリア、アルミホイールが標準装備となっています。
▲C220d Luxuryのエクステリア。AMGラインパッケージによりスポーティに仕立てられている。
AMGラインはサーキットで培ったテクノロジーを市販車にフィードバックし、走行性能を高めてくれるアフターパーツです。もっとメルセデスAMGの各モデルやパーツについて知りたいという方は宮園輸入車販売のセールススタッフにお問い合わせください。
(萩原文博)
萩原文博(はぎはら・ふみひろ)
AJAJ会員。大学在学中から中古車情報誌の編集部にアルバイトで参加。卒業後は編集者として企画立案し、ページ製作を行う。2006年からフリーランスエディター/ライターとして独立。2015年からは、新車カタログ本製作を担当し年間200台以上の新車試乗・撮影を行っている。
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