スマホアプリからドアロックできたり、駐車した場所を地図で確認できたり、クルマに乗る前からエアコンをつけて車内を冷やしておくことができたりする「リモートサービスパッケージ」。クルマがスマホとつながることでカーライフがこれまで以上に便利にできる機能です!
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真夏の日中、クルマに乗り込むたびうだるような暑さにやられて「乗る前にエアコンを作動させておけたらいいのに…」と恨めしく思う高橋です。
実はメルセデス・ベンツの「リモートサービスパッケージ」ならそれができるんですけどね。
さかのぼること2016年9月に開催されたパリモーターショーにおいてダイムラー社が発表した中長期戦略。この中で「CASE」という言葉が登場しました。
CASEの「C」に当たる「コネクテッド」は、クルマに搭載した通信機器を利用して外部との情報のやり取りを行うこと。自車周辺の最新道路情報などを取得して運転支援の精度を高めたり、車両が取得した情報を外部に送りその情報を多くのクルマで共有できたりする技術です。
この過程でより便利にクルマを使えるようになる機能が生まれました。それが件の「リモートサービスパッケージ」。スマートフォンなどのモバイル端末にインストールした「Mercedes-Benz アプリ」を用いることで、クルマのさまざまな機能をリモート操作できるようになるのです。
いったいどんなことができるのか、見ていきましょう。
駐車位置検索:クルマを駐車した場所をスマートフォンに表示
▲平日の日中はパーキングが満車で離れた場所に駐車することも多い。そんな時にこの機能があると便利
目的地から少し離れたパーキングに駐車した時、停めた場所がどこかわからなくなって困ったことはありませんか? そんな時に役立つのが「駐車位置検索」です。
クルマを駐車した場所が地図上に表示されるので、地図を見ながらクルマまで戻ることができます。この機能は半径1.5kmの範囲で対応しているため、駐車位置から目的地まで10分くらい歩かないといけないような距離でも安心です。
同じような機能はスマートフォンの地図アプリやナビアプリにも備わりますが、多くの場合はクルマから離れる際に場所を登録する必要があり、ついその作業を忘れてしまうんですよね。「リモートサービスパッケージ」の駐車位置検索なら、事前に場所を登録する必要がないのでスマートです。
リモート車両ファインダー:ライトが光ってクルマの場所を教えてくれる
▲広い駐車場だと自分のクルマを探すのが大変。リモート車両ファインダーは「ここにいますよ!」とサインを出してくれる
ショッピングモールやサービスエリアなどの多くのクルマが停まる駐車場を利用すると、似たようなクルマもあることから、自分のクルマをどの辺に駐めたかわからなくなってしまうことがあります。
「リモート車両ファインダー」は駐車した場所をアプリに表示できるので、広い場所でも迷わずクルマに戻れます。さらに近辺までたどり着いたら来たらアプリでクルマのポジションライトを点灯することで、自分のクルマを見つけやすくなります。
また、家族でクルマを受け渡す必要がある場合なども、停めた位置を共有できるので便利。駐車場でクルマを探すという無駄な時間から開放され、すぐに出発できるのは非常に快適ですよ。
■リモートドアロック&アンロック:世界中どこからでもドアロック!
▲どこにいてもドアロックをできる機能は、いざという時に役立つもの
ショッピングモールで買い物をしている時や空港にクルマを駐車して旅行を楽しんでいる時などに、「そういえばちゃんとドアをロックしたっけ…」と不安にかられたことはありませんか? クルマに戻って確認できる距離にいるならまだしも(かなり面倒ですが…)、物理的に戻れない場所にいたら不安が拭えず、せっかくの旅行を楽しめなくなってしまいます。
「リモートドアロック&アンロック」はわざわざクルマに戻らなくてもアプリからドアロックの状況を確認できる機能。もしもドアロックされていなくても世界中どこにいても端末からクルマをロックすることができます。
また、端末からドアロックを解除することも可能。駐車場で友人と待ち合わせし、先に家族や友人が到着した時などにドアロックを解除してクルマの中で待っていてもらうこともできます。
■プリエントリークライメートコントロールのプログラミング
▲真夏はもちろん9月以降も30℃を超える日は多いもの。事前にエアコンを作動しておけるプリエントリークライメートコントロールがあれば快適な状態ですぐに出発できる(メルセデス・ベンツ日本より)
出発前にクルマのエアコンを作動させて、乗るときには車内を快適な状態にしておける便利な機能が「プリエントリークライメートコントロール」です。
「リモートサービスパッケージ」では、アプリからのエアコンの温度設定や快適な状態にしておきたい時間のスケジュール設定、シートヒーターのON/OFFまでさまざまな空調・温度設定を遠隔でおこなえます。暑い夏も寒い冬も、快適な状態で出発できるのは心地良いですよ!
■リモートウィンドウコントロール
▲リモートウィンドウコントロールで事前に窓を開けて換気をしておくことで、快適度に差が出る
JAFのテストによると、真夏の炎天下にクルマを駐車していると車内の温度は50℃以上、ダッシュボード付近は80℃近くになることもあるとか。その状態でクルマに乗り込むとエアコンをMAXにしてもなかなか車内の温度が冷えず汗だくになってしまいます。
「リモートウィンドウコントロール」はアプリからクルマの窓を開けて乗る前に車内の換気をすることができる機能。サンルーフ付きのクルマは「リモートサンルーフコントロール」でサンルーフを開閉することもできますよ。窓やサンルーフを開けたままクルマから離れてしまった時にアプリから閉めることもできます。
万が一、窓を開けている時に雨が降り出してしまっても、自動で窓が閉まるので安心。
「リモートサービスパッケージ」には、他にもクルマを共有している人が指定したエリアからクルマで出たり、逆に指定エリアに戻ってきた時に通知する「ジオフェンシング」、クルマを友人などに貸した時にどのあたりを走っているか確認できる「車両位置検索」といった機能も備わります。
クルマが通信でつながり、アプリでさまざまな機能を操作できる「リモートサービスパッケージ」は12ヶ月で1万4300円、月額自動継続で1430円(税込)で利用できます。この便利さは一度使うと手放せなくなりますよ。
(高橋 満)
高橋満(たかはし・みつる)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。最近はゴルフに興味が出てきていて(まだデビュー前ですが)、Eクラスステーションワゴンのようなラゲッジが広くて快適に移動できるクルマに興味津々。
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