2022.06.12

話題のカルチャースポット「ところざわサクラタウン」にEQCで行ってみた!

カーライフ

EV ドライブ 雑学

メルセデス・ベンツでお出かけしたい話題のスポットをご紹介するドライブ企画。記念すべき第1回は、2020年秋にオープンしたところざわサクラタウンに参ります。あのKADOKAWAが新社屋とともに美術館、ホテル、図書館、レストラン、イベントホール等を整備した「日本最大級のポップカルチャー発信拠点」です。旅のおとも、メルセデス初の量産型電気自動車「EQC」のプチレビューもお届け!

 

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宮園輸入車販売が事業を展開する武蔵野エリアから、気になるスポットにメルセデス・ベンツでお出かけするドライブ企画。その第1回は2020年秋にオープンしたところざわサクラタウンです。

 

ところざわサクラタウンは、あのKADOKAWAが新社屋とともに美術館、ホテル、図書館、レストラン、イベントホール等を整備した「日本最大級のポップカルチャー発信拠点」。小学生時分に角川映画の『幻魔大戦』(1983年)でアニメとオカルトの洗礼を受け、ある意味同社に人生を狂わされた熊山にとっても気になるスポットです。

 

旅のおともは、メルセデス初の量産型モビルスーツ、もとい量産型電気自動車の「EQC」。ブログスタッフ総勢4名でレッツゴー。なお、バッテリー残量は約85%。航続距離は263kmだそう。はて、ちゃんと帰ってこられるかしら。

▲EQC 400 4MATIC(960万円)。グラファイトグレー

とはいえメルセデス・ベンツ中野から埼玉県所沢市のところざわサクラタウンは、たったの25kmしかありません。高速性能も試すべく、関越道にも利用しましたがサービスエリアの画も撮れぬまま一区間だけで、あっちゅう間に到着しました。あまりの短さにEQCの印象も「静かで乗り心地が良い」としか言いようがありません。

▲往路のハンドルを握るのは、熊山と同じく角川映画直撃世代の大森。身長180cmですがゆとりあるコクピット

▲「PAでコーヒーでも飲みたいね〜」なんて話してましたが、その前に所沢ICで下りることに…

▲閑静な住宅街に突如あらわれる古代遺跡のような建造物。違和感がすごい

目的地に近づくにつれ、住宅のあいだから、あたかも大魔神かのごとく見え隠れする謎の建造物。それこそがサクラタウンのランドマーク、角川武蔵野ミュージアムなのでした。新国立競技場でおなじみ隈研吾の設計です。

▲大柄な車体も360度カメラシステムがあれば安心。というか、もうバックモニターなしに車庫入れしたくない…

▲充電スタンドの利用料は1回550円。なお、クレジットカードが必要です

▲角川武蔵野ミュージアムをバックに、スリーポインテッドスターポーズ。平日は人がいなくて良い!

なにはともあれ角川武蔵野ミュージアムへ。「こういうとき、キメポーズを作っておいた方がよくない?」と、即興でスリーポインテッドスターを模したフォーメーションでパチんこ。それにしても人がいなくて、(撮影)やりたい放題です。

▲いまや大映もKADOKAWAのものゆえ、敷地内には『大魔神』のスタチューが

▲「細野晴臣って知ってる?」と平成世代に講釈をたれる、昭和世代の大森

角川武蔵野ミュージアムは美術館のほか、博物館、図書館、カフェも併設された複合施設。とりわけサブカル世代的には3.5万冊もの蔵書をほこるマンガ・ラノベ図書館(有料)が注目ですが、いくら時間があっても足りなさそうなので、この日はおとなしく美術館をめぐることにしました。

 

2022年6月26日まで展示されているのは、はっぴいえんどやYMOでおなじみ細野晴臣のデビュー50周年を記念した「細野観光」展。

それにしても50代の岩崎に、40代の大森&熊山、30代の兼本とみごとにジェネレーションがバラバラの一行。自然と、昭和のおっさんらが「これ知ってる?」と平成女子に迫るハラスメントに終始するのでした。

▲細野晴臣とはほぼ接点がない平成女子の兼本。『風の谷のナウシカ』主題歌くらいかもしれません

▲三世代による顔ハメ

あまりに細野晴臣の物持ちが良すぎて懐かしグッズだらけの同展。じっくり見ているといくら時間があっても足りなさげなのですが、そろそろおなかもグーゆえランチスポットを探します。サクラタウンにも話題の飲食店はたくさんありますが、ここはひとつ、なかなか立ち寄らない所沢を探ろうではありませんか。というわけで近所のインド料理展に飛び込みました。

 

▲サクラタウンから徒歩5分ていどのインド料理店「キッチンキング」。マトンとほうれん草チキンをチョイス

歩いて向かったのはGoogleマップで4.1点の「キッチンキング」。看板には「インド・ネパールレストラン」とありますから、よくあるネパール人経営のインド料理店なのでしょう。こういうところは、ネパールの国民料理・ダルバート(豆スープとご飯の定食)がおいしいに決まっているのですが、ランチメニューには見当たらないのでおとなしくマトンとサグチキンをいただきます。焼きたてのナンがうめーッ!大森氏にのせられて思わずおかわり。

 

食べ過ぎたーッ!!

 

▲食後、サクラタウンに戻っているとガンダムのマンホールを発見。ガンダム世代でもある大森は大興奮

というわけでそろそろ帰路へ。大した距離もないことから帰りはあえて一般道を使います。途中、かわるがわる運転して、EQCのドライブインプレッションもおこないました。

 

「やはり電気自動車なだけあって車内がめちゃくちゃ静かで、かえってエアコンのファンの音が気になるほど。道中は『車内の会話が聞きづらくなるだろう』と気を利かしたのか、大森くんがエアコンを切ってましたけど、真夏日だったのでめちゃくちゃ暑かったです(笑)」(岩崎)

 

「さいしょ後部座席に座ったんですけど、とても広くて快適でした。アンビエントライトのキラキラ感も気分がアガりますね。大森さんの運転にしてはギクシャクするなと思ったんですが、回生ブレーキが強いのかもしれません。自分でも運転してみましたけど、ガソリン車とほとんど変わりませんでした」(兼本)

 

「すみません!EQCは回生ブレーキの効き具合を4段階で変えられまして、わたくしちょっと強めのモードに設定しておりました。ゆえに、みなさんカクンカクンとしちゃったんですね。初取材で緊張。以後気をつけます!」(大森)

▲久しぶりに運転したという兼本でしたが、最初は緊張こそすれすぐに慣れたそう

ちなみに熊山も途中ハンドルを握らせてもらったのですが、まず2.5トンにも迫る巨大な図体をものともしない、ツインモーターによる408PSもの出力で、踏めば踏むほどグイグイと前のめってゆくパワーにおののきました。それでいて車内はどスベリギャグを放った後かのごとくクワイエット。スリーサイズも大きいので取り回しが大変かなと思いきや、前述した360度カメラシステムといった運転支援もあいまって、さほど広くない新青梅街道もスーイスイです。

 

というわけで無事に宮園輸入車販売まで戻ってきた取材スタッフ。なお、この日の走行距離は48km、平均速度19km/h、走行時間2時間37分で、バッテリー残量=走行可能距離は214kmでした。この日は暑く、エアコンもそこそこ効かせていましたが、ほぼディスプレイの案内通り。

▲サクラタウンで買ったお土産の十万石まんじゅう。次はどこに行こうかな?

いずれにせよ、武蔵野エリアから(というか所沢も武蔵野なんですが)ほどよい距離にあるところざわサクラタウン。ちょっとした気分転換はもちろん、サブカルチャーにずっぷり浸りたい時まで、さまざまなニーズを受け止めてくれる便利なスポットです。ぜひ、みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。また、EQCにご興味をもたれた方はメルセデス・ベンツ中野まで。お待ちしております〜。

 

(熊山准)

  • プロフィール

熊山准(くまやま・じゅん)

中古車情報誌『カーセンサー』(リクルート)編集部を経て、ライターとして独立。クルマに限らずおもちゃ、家電、ガジェットなどモノ全般が大好物。現在はライフワークの夕焼けハントが嵩じて東京と沖縄で二拠点生活中。いま欲しいメルセデス車はAクラスセダン

 

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