2026.04.02

全方位で進化した新型CLA!AIを採用したオペレーティングシステムを搭載

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ちょうど、1年前にドイツ本国で初公開され、ジャパンモビリティショーでも出展された新型メルセデス・ベンツCLA。まもなく日本市場に導入されるようですので、ここでは新型CLAはどのようなクルマなのかをご紹介します。

 

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ライターの萩原です。

 

2025年3月にドイツ本国で発表され、秋に開催されたジャパンモビリティショーにも出展された新型メルセデス・ベンツCLAがまもなく導入されます。ここでは新型CLAがどのようなモデルなのか現在わかっている部分を解説しましょう。

▲ジャパンモビリティショーに出展された新型CLA

BEVとハイブリッドが用意される新型CLA

 

新型CLAは、新たなエントリーモデルファミリーの第1弾として登場します。新型CLAが先陣を切るこのファミリーには電気自動車(以下BEV)と効率的なハイブリッド車が用意される予定。また従来モデル同様に、4ドアクーペとシューティングブレークという2つのボディタイプが用意されるようです。

▲ボディサイズは従来モデルより拡大

▲4ドアクーペとシューティングブレークの2つのモデルを用意

新型CLAは、BEVとハイブリッド車を設定しているように、BEVとエンジン車に対応した汎用性の高い「MMA」と呼ばれる新プラットフォームを採用しているのが特徴です。メルセデス・ベンツはこれまでBEV専用のプラットフォームを開発していましたが、現在のBEVの普及状況を考慮すると、堅実な選択と言えるでしょう。

▲新型CLAのリアスタイル

142個のLEDが多彩な印象を与えるフロントグリル

 

全長4723mm、全幅1855mm、全高1468mm(欧州モデル数値)というサイズの新型CLA  4ドアクーペの外観デザインは、ロングホイールベース、ショートオーバーハング、AMG GTのようなリアエンドが、アスリートのような力強さを表現しています。また、フロントホイールアーチから始まりリアエンドへと伸びる筋肉質なショルダーラインは、サイドビューにおける印象的なコントラストの演出を可能としています。

 

新型CLAの外観での注目のポイントは、「フルイルミネーテッドラジエターグリル」です。従来のスポーティなAシェイプ形状のフロントグリルは、電動時代にふさわしいシームレスなスターパネルへと進化。そしてメルセデス・ベンツの市販車で初めてフルイルミネーションを採用し、個別にアニメーションする合計142個のLEDによるクローム調のスターにより、先進性を強調しています。

 

▲フルイルミネーショングリルを初採用

AIとも連動する自社開発OSで、MBUXも第4世代に

 

新型CLAのインテリアは、運転席には10.25インチ、中央に14インチのディスプレイを配置。さらにオプションで助手席にも14インチのディスプレイを設定できるMBUXスーパースクリーンを採用しています。くわえて、センターコンソールは宙に浮いているかのように高くレイアウトされ、スポーティな雰囲気を高めています。また上下2段の構造となっており、ダブルカップホルダーとスマートフォン用のワイヤレスチャージングパッドも備えています。

 

新型CLAはメルセデス・ベンツが自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」を全面的に採用した初のモデルとなります。AIを採用した新システムによって、メルセデス・ベンツ・インテリジェント・クラウドに接続されたスーパーコンピューターを搭載することになりました。その結果、車両の主要機能に対して定期的なOTA(オーバー・ジ・エア)アップデートが可能となり、最新の状態を維持できるようになります。

▲大きなディスプレイと物理スイッチの少なさが特徴

また、「MB.OS」の採用によってMBUXは第4世代へと進化します。それによりパーソナライズされた体験と人と車両の直感的なイタラクションにおいて新しい世界を開き、自動車業界の新たな基準を確立するとか。まず、MBUXスーパースクリーンは最先端の高性能チップとゲームエンジン「Unity」によるリアルタイムグラフィックスで構成。新しい操作性とディスプレイコンセプトは各ユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能です。

 

そして新しいMBUXバーシャルアシスタントは、先進的AIを用いて複雑な会話や自然な対話を実現。メルセデス・ベンツのスターの形をしたアバターとしてディスプレイ上に存在し、アクティブな対話中には感情を認識し、それに応じて答えてくれます。また新しいナビゲーションシステムは、Googleとのパートナーシップによって開発。インテリジェンスを備えたナビゲーションによって、BEVは充電ステーションを含めた多数の要素に基づいて、より早く便利なルート計画を提供します。

 

レベル2の運転支援システムにアップデート

新型CLAの運転支援システムは、広範な安全機能とディスタンスアシストディストロニックを標準装備しています。さらに快適性を向上させる追加の運転支援システムを「MB.DRIVE」という名称で提供します。最先端のレベル2運転支援を提供するMB.DRIVE ASSISTは、ディスタンスアシストディストロニックを含むステアリングアシストや車線変更のサポートなど安全性と快適性の両立を実現しています。

▲BEVはモーターをリアアクスルに搭載し、フロントにもラゲッジスペースを確保

パワートレインは、現在のところBEVしか公表されていませんが800Vシステムは、新世代バッテリーと組み合わせることで、充電時間を大幅に短縮。気になる走行可能距離も200kWモデルの満充電時で792km(WLTPモード)というロングレンジを実現しています。

 

また、新型CLAのBEVはメルセデス・ベンツとして初めてエア・トゥ・エアマルチソース・ヒートポンプを採用。このシステムは、電動ドライブトレインの排熱、バッテリーの熱、外気の3つの熱源を無駄なく活用。これにより従来の補助ヒーターに比べて約3分の1の電力で同等の暖房性能を提供してくれます。

▲新型CLAはBEVだけでなくハイブリッドモデルもラインアップ予定

新型CLAはエントリーモデルながら、自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」を採用するなど、次世代のメルセデス・ベンツを表現した意欲作となっています。興味がある方は、宮園輸入車販売のスタッフに相談し、いち早く次世代のメルセデス・ベンツに触れてみるのもいいでしょう。

 

萩原文博(はぎはら・ふみひろ)

 

AJAJ会員。大学在学中から中古車情報誌の編集部にアルバイトで参加。卒業後は編集者として企画立案し、ページ製作を行う。2006年からフリーランスエディター/ライターとして独立。2015年からは、新車カタログ本製作を担当し年間200台以上の新車試乗・撮影を行っている。

 

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