2026.10.29

早めの交換がおすすめ!スタッドレスタイヤの履き替え時と買い替え時

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冬のドライブ、特にゲレンデなど降雪エリアへ行く人にとってマストアイテムであるスタッドレスタイヤ。ウインタースポーツをやらない人でも急な積雪や気温低下に備えて準備しておきたいところ。スタッドレスタイヤにはいつ頃履き替えればいいのか?そしてタイヤの買い替えタイミングはいつかを解説します。

 

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スタッドレスタイヤが必要なのは雪国だけではない

 

ここ10年ほど、ウインタースポーツから離れてしまっている高橋です。

 

気温が大きく下がり、降雪や路面凍結の可能性がある冬のドライブは、安心してクルマを走らせるために事前準備が必要です。そのひとつがスタッドレスタイヤへの履き替え。

 

タイヤの材料であるゴムは気温が低下すると硬化するという性質があります。私たちがクルマに履かせているノーマルタイヤ(サマータイヤ)は7℃以上の環境で本来の性能を発揮するように設計されています。

 

一方で冬場の使用を想定して開発されているスタッドレスタイヤは気温が低い冬でも硬化しづらい特殊なゴムを使用しています。

 

さらにタイヤの溝が大きく深く、表面には細かな切れ込みが入ることによって、積雪路や凍結路でグリップ力が高められています。これらにより、寒い冬でもタイヤ本来の性能を発揮できるのです。

 

多くの人はスタッドレスタイヤ=雪道を走るものというイメージを持っていると思います。しかし冬の道路は雪が積もっていなくても凍結していることがあります。しかも路面凍結は気温が氷点下にならなくても発生する可能性も。そのため、雪国に行かない人でもスタッドレスタイヤへの履き替えが推奨されているのです。

冬の備えは早めに行おう

▲ノーマルタイヤでは雪や氷の上は滑って走ったり停車することができない

では、スタッドレスタイヤにはいつ頃履き替えたほうがいいのでしょう。スキーやスノーボードを楽しむ人は、雪の便りが聞こえてくる頃にはクルマの準備も始めているはず。

 

一方で、東京で大雪が降ると慌ててスタッドレスタイヤに履き替えたり、中にはクルマを動かせないのは困るからと、雪が降ってからスタッドレスタイヤを購入する人もいます。

 

東京で降雪があると、ノーマルタイヤのまま走行して立ち往生しているクルマがニュースで取り上げられたりしますが、雪が降ってから慌ててスタッドレスタイヤに履き替えようとしても後の祭り…。

 

前述したように、ノーマルタイヤが性能をフルに発揮できるのは、気温が7℃以上の環境です。ということはこれを下回る気温になったら、スタッドレスタイヤへの履き替え準備を始めるのがベストなのです。

▲積雪はいつあるかわからない。2016年は11月24日に東京で積雪が観測された

ひとつ注意すべきは、7℃以下になる時間帯。日中しかクルマに乗らない人なら日中が7℃以下になる冬に履き替えても間に合いますが、夜間や早朝に出かける機会がある人は、最低気温が7℃を下回る晩秋にはスタッドレスタイヤを履いておいたほうがいいのです。

 

気象庁が公開している2025年のデータを見てみると、東京都の10月の最低気温は平均15.7℃で最も低い日が9.7℃でした。しかし11月になると最低気温の平均が8.9℃で、最も寒かった日は5.1℃まで下がっています。つまり11月中にスタッドレスタイヤに交換しておくのがベストと言えます。

 

これはスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替える際も同様です。2025年3月の最低気温は6.2℃でもっとも寒かった日が0.4℃。4月になると最低気温の平均は11.2℃まで上がりますが、もっとも寒かった日は4.1℃でした。つまり、ノーマルタイヤへの履き替えは4月上〜中旬が良さそうですね。

 

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替え時期、ディーラーには作業依頼が集中します。直前だと希望の日時に予約が取れないケースもあるので、早めに予約することをおすすめします。

スタッドレスタイヤの寿命はノーマルタイヤより短め

▲タイヤの製造時期はサイドウォールに小さく刻印されている4ケタ数字で確認できる。最初の2ケタが製造週、後ろの2ケタが製造年を表している。写真のタイヤは2021年の20週目に製造

ゴム製品であるタイヤは消耗品。一定期間、またはある程度の距離を走ったら安全性を保つために新しいものへ交換することが推奨されています。

 

タイヤメーカーはノーマルタイヤの交換タイミングを「製造から10年(製造から5年経ったものは点検を推奨)、または残り溝が4mm以下(残り溝が1.6mm未満だと車検に通らなくなります)」としています。ただ、ひび割れなどが発生していたり、偏摩耗が起こっている場合はこの時期に達していなくても交換が必要になります。

▲スタッドレスタイヤの溝の中にある凸部がプラットフォーム

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかいゴムを使用しているのと同時に、溝が深くて大きいため、ノーマルタイヤより使用期間が短くなります。

 

タイヤメーカーはスタッドレスタイヤの寿命を「3〜4年程度」としています。理由は紫外線などの影響でスタッドレスタイヤのゴムが硬化すると、タイヤ本来の性能を発揮できなくなるから。

 

また、残り溝が50%を下回ると雪道や凍結路での走行性能が急激に落ちてしまいます。スタッドレスタイヤには溝が半分程度摩耗すると露出する「プラットフォーム」がつけられているので、プラットフォームが見えたら交換時期になります。

 

タイヤの正しい保管方法

▲タイヤは紫外線や雨風を避けて保管するのが鉄則

ゴム製品であるタイヤは保管方法でも性能などに影響が出てしまいます。ここではタイヤの正しい保管の仕方を紹介します。

 

■保管前に汚れを落とす

使用したタイヤとホイールには、泥や砂、油など、さまざまな汚れが付着しています。これらはタイヤやホイールが劣化する原因になるので、クルマから外したらタイヤとホイールを洗いましょう。そして水分を乾かしてから保管します。

 

■ホイールとセットでの履き替えがベター

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換時に、ノーマルタイヤをホイールから外してスタッドレスタイヤを付ける人もいます。この方法はタイヤの組み替えと呼ばれますが、専用の機械を使ってタイヤに大きな力をかけてホイールから取り外すので、タイヤへの負担が大きくなります。

 

■タイヤは屋内で保管

雨や風、そして紫外線は保管するタイヤにダメージを与えます。そのため、屋外保管はタイヤの性能を落とす原因になりかねません。タイヤは屋内に保管することをおすすめします。

 

屋内保管が難しく、屋外の物置にしまったり、タイヤカバーをして庭やベランダに置いたりする人もいるはず。その場合は雨風にさらされないか、さらされなくても湿気が中に入らないかなどに注意してください。

 

■保管は寝かせて重ね置き

タイヤは柔らかく、かつ重たいもの。タイヤのトレッド面(地面に触れる面)がポールに載る縦置きタイプのタイヤラックなどで長期間保管すると、ポールに載っているトレッド面がタイヤとホイールの重みで変形します。これは振動などの原因になってしまいます。

 

──このように個人では意外と大変なタイヤのケア。そもそもタイヤは大きくてかさばるので、自宅に保管場所がないという人も多いはず。

 

そこで便利なのはディーラーに管理を丸ごとお願いしてしまうサービスです。宮園輸入車販売のメルセデス・ベンツ正規ディーラーでは「タイヤ預かりサービス」を行っています。預かったタイヤは、タイヤの保管に精通した倉庫会社に、コンディションに気を配った状態で保管します。保管場所に困っている方はぜひ担当者に相談してみてください。

 

・参考記事

保管場所に困るスタッドレスタイヤをお預かり「タイヤ保管サービス」

https://www.miyazono-importedcars-sales.jp/blog/tire-2/

【番外編】EVにはEV専用のタイヤを!

▲エンジン車とは異なるEVの特性に合ったタイヤを選びたい

軽自動車から大型車まで、EVの選択肢が急速に増えています。メルセデス・ベンツもコンパクトモデルからラージサイズまで、EVラインナップを充実させています。

 

そこで近年、タイヤメーカーもEVの特性に合わせたタイヤを開発しています。

 

EV用のタイヤには次のような特徴があります。

 

■高耐荷重性:EVは同サイズのガソリン車より車両重量が重くなるとともに、大トルクを一気に発生させることができます。そのため高い耐荷重性能が求められます。

 

■静粛性:エンジンがないEVは走行中の静粛性の高さが魅力のひとつ。そのため、走行時に発生するロードノイズを抑えるタイヤが求められます。

 

■低転がり抵抗:バッテリーに蓄えた電気で走行するEVは、走行中の抵抗が電費に直結します。そのため、EVには転がり抵抗が少ないタイヤが採用されています。

 

メルセデス・ベンツのEVは、車種の特性に合わせたタイヤが装着されています。タイヤ交換が必要になったら、ぜひ正規ディーラーで純正タイヤを選んでください。

 

そして、正規ディーラーではメルセデス・ベンツの各モデルに適合するスタッドレスタイヤを用意しています。これからスタッドレスタイヤの購入を考えている方はもちろん、タイヤ交換を検討している方も、ぜひ宮園輸入車販売のスタッフに相談してみてください。

 

(高橋 満)

高橋満(たかはし・みつる)

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。最近ゴルフデビューをして、Eクラスステーションワゴンのようなラゲッジが広くて快適に移動できるクルマに興味津々。

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