2026.04.16

最近よく目にするメルセデス・ベンツの”MANUFAKTUR”ってなに?

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MANUFAKTUR(マヌファクトゥーア)とは、「製造・製作」を意味するドイツ語。現在、GクラスにMANUFAKTURプログラムが用意され、さらにメルセデス・マイバッハ、メルセデスAMG、メルセデス・ベンツの各ブランドでもMANUFAKTURの名を冠した限定車や仕様が設定されています。MANUFAKTURとはいったいどんなものなのか、ひも解いていきましょう。

 

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メルセデス・ベンツならではの上質な装備。それがMANUFAKTUR

 

“特別”という言葉に弱い高橋です。

 

メルセデス・ベンツのウェブサイトを見ていると、装備の項目に「MANUFAKTUR」という言葉が書かれたモデルがあります。ドイツ語なのでどんなものかイメージするのが難しいかもしれませんね。

 

MANUFAKTUR(マヌファクトゥーア)は、メルセデス・ベンツ独自の特別なエクステリアと上質なインテリアの特別仕様装備のこと。MANUFAKTURはブランドを横断する形で展開されていて、MANUFAKTUR仕様の装備がついたモデルには、唯一無二の存在感が与えられています。とりわけGクラスでは「MANUFAKTURプログラム」で内外装をカスタマイズして自分の感性をクルマで表現することもできます。

 

MANUFAKTURは元々、究極のラグジュアリーを提供するマイバッハの専用工場の名前(マイバッハ・マヌファクトゥーア)に使われていました。この工場には熟練技術を持ったスペシャリストたちがオーナーと対話を重ねながら1台ずつ仕様が異なるマイバッハを作り上げ、そのクルマの証明書に署名をしていたのです。

 

自分好みにカスタマイズできるGクラス

▲MANUFAKTURプログラムが用意されるGクラス

Gクラスは日本で2番目に売れているメルセデス・ベンツの人気モデル(日本自動車輸入組合・モデル別新規登録台数順位<暦年>)。それだけに街を走っていると同一モデルとすれ違う機会も多いので、購入を検討している人の中には「人とは違うスタイルで乗りたい」と考えている人も少なくありません。そんな声に応えてくれるのがGクラスのMANUFAKTURプログラムです。

 

このプログラムは2020年に導入されたもので、ボディカラーと内装色を豊富な選択肢から選ぶことができ、さらにこのプログラムでしか選ぶことができないオプションも用意されています。

▲MANUFAKTURプログラムで選択できるGクラスのシート(メルセデス・ベンツ日本HPより)

Gクラスは標準仕様でボディカラーが9色用意されています。そしてインテリアパターンはG 450 dとG 580 with EQ Technologyが4パターン(G 450 dは3パターン+AMGラインパッケージ仕様)、メルセデスAMG G 63は標準仕様が3パターンとAMGレザーエクスクルーシブパッケージ仕様が3パターン用意されます。

 

MANUFAKTURプログラムなら上記に加えて、特別な9色のボディカラーを選ぶことができ、メルセデスAMG G 63はさらに2色のマットペイントも選ぶことができます。

 

インテリアはシートにナッパレザー素材を使用。G 450 d/G 580 with EQ TechnologyとメルセデスAMG G 63で、シートパターンが異なります。

 

■G 450 d/G 580 with EQ Technology

プラチナホワイトやベンガルレッド、エスプレッソブラウンなどシングルトーンの全8色を用意。MANUFAKTURプログラムに加え、MANUFAKTURプログラム・プラスを選ぶとダイヤモンドステッチ入りのシートになります。

 

■メルセデスAMG G 63

MANUFAKTURプログラム・プラスとして31種類のシートパターンが用意されます。

シングルトーン:8パターン

ツートーン:8パターン

ブラックシート×カラーステッチ:6パターン

ブラックシート×アーチデザイン:9パターン

▲MANUFAKTURプラチナホワイト/ブラック本革(ナッパレザー)のシートとMANUFAKTURインテリアプラスパッケージを装備したG63

さらにMANUFAKTURプログラム・プラスなら、G 450 dとG 580 with EQ Technologyステアリングのカラーを全8色から選べる本革ツートーンステアリング、メルセデスAMG G 63はインテリアカラーを全8色から選べるインテリアプラスパッケージをオプションで選ぶこともできます。

 

つまり、理論上G 450 dとG 580 with EQ Technologyでは、シート仕様まで含めて各288通り、さらにステアリングまで加味すると2,304通りに達します(未選択のパターンも含めれば2592通り)。さらにメルセデスAMG G 63では、シート仕様までで620通り、インテリアプラスパッケージまで含めると4960通りにものぼるのです(未選択パターン込みでは5,580通り)。

 

他にもシートベルトの色やボディ同色のスペアタイヤリングをオプションで選ぶことも可能。高級感のあるカラーと上質な素材が使われているので、自分だけの特別なGクラスを手に入れたい人におすすめです。

 

スポーティなメルセデスAMGにもMANUFAKTURを用意

 

メルセデス・ベンツには、Gクラス以外にもの上質な内外装が与えられたMANUFAKTUR仕様のモデルが用意されています。代表的なものを紹介しましょう。

 

▲2026年3月に世界限定50台(日本限定5台)で発売されたメルセデス・マイバッハ S680 V12エディション。多くのMANUFAKTUR装備が奢られている

【メルセデス・マイバッハ】

■Sクラス:MANUFAKTURレザーエクスクルーシブパッケージ、MANUFAKTURインテリアパッケージ、MANUFAKTURのボディカラーをオプション設定。MANUFAKTURヘッドレストクッション、MANUFAKTURロゴ入りセンタートリムなどをオプション設定。

 

■GLS:MANUFAKTURボディカラーやインテリアトリムなどをオプション設定。

 

【メルセデスAMG】

■GTクーペ:グレードによりナッパレザーのMANUFAKTURシート、MANUFAKTURボディカラーなどをオプション設定。

 

■GT 4ドアクーペ:グレードによりMANUFAKTURレザーエクスクルーシブパッケージ、MANUFAKTURボディカラーなどをオプション設定。

 

■SL:グレードによりMANUFAKTURソフトトップ、ナッパレザーのMANUFAKTURシート、MANUFAKTURボディカラーなどをオプション設定。

 

■Sクラス:MANUFAKTURインテリアパッケージ、MANUFAKTURピアノラカーフローイングラインインテリアトリム、MANUFAKTURオープンボアウォールナットウッドインテリアトリム、MANUFAKTURボディカラーなどをオプション設定。

 

■GLS:グレードによりMANUFAKTURボディカラーを設定。

 

■GLB:MANUFAKTURパタゴニアレッドメタリックのボディカラー、MANUFAKTURレッドシートベルトを設定。

 

【メルセデス・ベンツ】

■Sクラス:グレードによりMANUFAKTURインテリアパッケージ、MANUFAKTURピアノラカーフローイングラインインテリアトリム、MANUFAKTURオープンボアウォールナットウッドインテリアトリム、MANUFAKTURボディカラーなどをオプション設定。

 

■GLS:グレードによりMANUFAKTURボディカラーを設定。

▲2025年5月に日本限定5台で販売されたメルセデスAMG SL 63 MANUFAKTURゴールデンコーストのインテリア。センターコンソールにはMANUFAKTURのエンブレムが刻印されている

▲2026年1月に発売されたメルセデスAMG GLB 35 4マチック ファイナルエディション。MANUFAKTURアルペングレー(写真)が設定された

また、特別な一台を手に入れたい人は限定車にも注目です。限定車は「MANUFAKTUR」の名を冠したモデルはもちろん、名前がついていない限定車でMANUFAKTURの装備が奢られるモデルもあります。

 

MANUFAKTURならではの高級感溢れる内外装を味わえるのは、手に入れた人だけの特権です。宝石のような輝きを放つエクステリアや肌触りのいいインテリアを、まずは宮園輸入車販売の正規ディーラーで体験してみてください。

 

(高橋満)

高橋満(たかはし・みつる)

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。最近ゴルフデビューをして、Eクラスステーションワゴンのようなラゲッジが広くて快適に移動できるクルマに興味津々。

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